はじめに
およそ2~3週間の合宿であることが多い「運転免許の合宿」ですが、「持っていくべきもの」を忘れてしまうと、とても不便で、ストレスのたまる時間を過ごすことになります。 「なるべく早く免許を取得したい」という気持ちから、合宿を選択する人が多いと思いますから、万全な体調で最短日数で合宿を終えたいはずです。 車やバイクの運転は、「鉄の塊を猛スピードで走らすリスクある行い」であり、その免許を取得するのであれば、集中して受講し、必要なスキルをしっかりと身に付けなければなりません。 しかし、いざ運転免許の合宿に行くとなっても、「何を持っていけばいいんだろう?」と悩んでしまうものです。 この記事では、皆様の合宿免許生活を快適にする「運転免許の合宿で持っていくべきもの」について解説します。
入校時に必要なもの
自動車教習所で受講するには、入校するときに持参するべきものがいくつかあります。 ここでは、ほとんどの教習所で入校する時に持って行くべきものについてご紹介します。
注意する点は、住民票と運転免許証に記載している住所が違っている場合は、入校するまでに同じになるよう変更手続きをしておくことが必要です。 また、住民票を取得するときは、本籍地を記載してもらえるよう役所の人に伝えたほうが良さそうです。 教習所によっては、住民票など書類を先に送付しなければならない所もありますので、事前に確認しておきましょう。
印鑑はシャチハタのようなインク補充型やゴム印ではなく、朱肉(認印)を付けて押す印鑑を持参しましょう。大半の自動車学校には、朱肉が教習所の受付窓口、もしくはその付近に置いてあります。印鑑はAmazon等の通販サイトや近所の文房具屋さんでも売っていますので、早めに準備することをオススメします。
申請書類を書くときに必要なものは、えんぴつと消しゴムです。ボールペンだと間違ったときに消すことができないので、鉛筆の方がいいでしょう。 また、勉強するときにあると便利な蛍光マーカーや定規などの筆記用具を持っていくのもオススメです。他にもノートや下敷きもあると勉強が捗りそうですね。
視力に不安がある人は使い慣れたメガネや、快適に勉強できるコンタクトを持参した方がいいでしょう。(ただし、度付サングラスやカラーコンタクトは禁止されていますので、注意が必要です)
合宿免許では、合宿先案内をはじめとした必要書類が複数存在することがあります。自動車学校から指示された書類は、予めクリアファイルに入れておくなど工夫して忘れないように心掛けましょう。
入校するときに用意しておくものは、自動車運転免許証を持っていない日本国籍の人は、健康保険被保険者証、パスポート、住民基本台帳カードのいずれかを持参しましょう。 このときに注意する点は、有効期限をよく確認する、コピーではなく、原本を持って行くことです。 外国籍の人は、在留カードか外国人登録証明書、特別永住者証明書、健康保険被保険者証、日本国発行のパスポートを持っていきましょう。 このときの注意点は、在留カードか特別永住者証明書が住民票に記載している番号と同じであることを確認すること。わからない場合は遠慮せずに、早めに教習所へ連絡して聞いてください。
自動車運転免許証がある人は、合宿先に免許証を持参します。コピーをしたものは受け付けないこともありますので、有効期限内の免許証を持参しましょう。 また、運転免許証を紛失してない場合は、最寄の運転免許センターで再発行の手続きをしてください。 入校期間中に運転免許証の有効期限が切れてしまう可能性がある場合は、入校までに更新手続きをしておきましょう。
合宿生活での必需品
合宿免許生活で持参すべきものとしては、感染防止対策グッズが挙げられます。特にマスク、体温計、消毒液は必須でしょう。また、冬季に入校する場合には、寒さ対策のためのジャンバーや動きやすい厚手のズボン、厚めの靴下などを持参すると防寒対策になります。
合宿免許生活は、1日や2日で終わるものではありません。当然、日数に応じて服や下着、靴下、タオル類が必要となります。ちなみに現地ではコインランドリーや洗濯機を完備している場合が多いため、合宿日数を予め確認して、持って行く衣類の枚数を決めると良いでしょう。
歯磨きセットや洗顔グッズ、化粧品、髭剃りなどがあれば、より快適な合宿生活を送ることができるでしょう。備え付けのシャンプーやリンス、洗濯洗剤がある合宿先は多いですが、そうでないような施設も多数ありますので、事前に確認することを強くオススメします。
少し荷物にはなりますがカッパや傘があれば、急な雨のときも安心して移動することができます。持ち運び易さを考慮すると折り畳み傘が良いでしょう。
合宿免許生活では現金やキャッシュカード、クレジットカードを持参しておくと、いざという時に安心です。ただし、教習所では何かと移動することが多いため、ウッカリ財布を落としてしまうリスクもあります。紛失しないよう予め管理場所を決めておく、予備の財布にお金を分けて入れるなどの工夫が大切になります。特に免許取得後に車をすぐに運転される場合は、ガソリンをお得な値段で入れられるようになるENEOSカードがオススメです。
合宿生活の便利グッズ
個室タイプのホテルには大抵ドライヤーが備え付けてありますが、小さなホテルやアパートタイプの合宿所には無いことがあります。こうした場合、持参した方が早く髪の毛を乾かせます。
合宿免許生活中であっても爪は伸び続けます。運転中に伸びてしまった爪が気にならないためにも爪切りを持参すると良いでしょう!
合宿免許生活には、スマホやパソコンなどの充電器類が欠かせません。マルチ充電器やタコ足コンセントがあればパソコンは長時間使えますし、スマホも快適に利用することができます。
運転を行うのであれば、コンタクトレンズを清潔に保つことはとても大切です。レンズ洗浄剤を持参して、常に清潔な状態を保ちましょう。
主に女性の方に欠かせないのが、生理用品です。毎月くるもののために、替えの肌着類など女性が持って行くと安心なものを用意しましょう。痛み止めもあるとより快適に受講できます。
体調を崩した際に欠かせないのが、常備薬です。自身の体質に合った薬を予め調べて持参しておくと安心できます。必要なものを揃えられる薬局やスーパー、デパートなどがある合宿もありますので、忘れた場合は現地で購入するといいですね。 ですが、お店がほとんどない合宿先もありますので、現地で購入できないものは忘れずに持って行くようにしましょう。
合宿免許生活中は何かと移動することが多く、その度に手で教科書や筆記用具を持っていてはキリがありません。ハンドバック1つ持ってくるだけで快適な荷物の持ち運びができるようになります。
合宿免許生活中は意外と暇な時間が出来たりもします。そんな時に「暇つぶしのアイテム」があると意外と重宝するものです。ゲーム機やスマホアプリでも十分暇は潰せますが、スマホ画面の見すぎは頭痛や吐き気を催す可能性があるので、スマホ以外の「暇つぶしアイテム」を用意するのがおすすめです。 例えば、「難易度の高い知恵の輪」であれば一人でもできますし、合宿で仲良くなった人がいれば、「将棋やオセロ」といったボードゲームもオススメです。
自動二輪受講者の必需品
自動二輪を受講する場合に持参するべきものは、グローブ、長袖、長ズボン、ヘルメットなどです。 教習所によっては、これらのものを貸し出す所もありますので、事前に電話やメール、サイトなどで確認しておくと良いでしょう。 作業系資格講習を受講する場合に持って行くもの 職場で特殊な車を運転するための作業系資格を受講する場合は、ヘルメット、安全靴、雨具を持参します。
注意点は、安全基準を満たしたヘルメットを持参すること、安全靴は受講する内容によって持参するものが違ってきますので、詳細は教習所へお問い合わせ下さい。
まとめ
今回は、運転免許の合宿で持っていくべきものについて解説してきました。 この記事で挙げた通り、思っている以上に持っていくものは多く、軽い気持ちで合宿に行ってしまうと、「あれがない」「これがない」「あれ持ってくればよかった」というような不便さが出てきてしまうことでしょう。 ぜひここで挙げた「持っていくもの」を参考にして、合宿の準備をしてみていただければ幸いです。